アプリコット出版は、1995年発刊スタートの Learning World シリーズ と、2000年から始まる 『キッズ英語絵本シリーズ』 、同じく2000年にリニューアルした大人気の歌教材 『NEW Let’s Sing Together』 によって、“こども英語はアプリコット”の礎を築いてきたといわれています。
そのきっかけを作ったLearning World シリーズ や 『キッズ英語絵本シリーズ』はいつ刊行されたのか?その歴史をご紹介!
95年 ・・・ 小学生用 Book 1, Book 2, Book 3
シリーズの根幹となる3冊を発刊。大阪・堺市在住の中本幹子先生を著者に大抜擢。実際に日本の子供達に英語を教えているnative のスタッフを含め、コースブック制作プロジェクトがスタート。「幼児期はどの教材を使っても大丈夫。でも小学校に入ってからは教材によって成果が全然違う」 との中本幹子先生のお話を受けて、小学生用の全4巻シリーズ構想だった。
96年 ・・・ 幼児用 WELCOME to Learning World YELLOW
同シリーズで幼児向けもほしいという声を受け、Book 4 (当時はBook 4として最終巻を出す予定だった)刊行をストップ、絵と音声中心の幼児用テキストを編纂。「500名の生徒から学んだ」という中本先生のアイデア満載の絵本のような幼児向けテキストを出版。WELCOMEと命名し、ラーニングワールドシリーズにおける幼児向けのネーミングが確定。(当初WELCOMEはこの1冊だけの予定だったため、後に98年にBlue bookができるまで表紙にYELLOW の文字がなかった)
97年 春 ・・・ 高学年ビギナー用 READY for Learning World
小学校高学年の英語学習ビギナーのための1冊目のテキストとして発刊。(高学年用ビギナーテキストは業界初。日本の子供達の現状を考えるとこの本の需要の高さが納得できる)「WELCOMEの高学年版」READY は、words欄あり、国際理解あり、友達同士の学校生活を描き、初の場面シラバス教材として誕生した。
97年 秋 ・・・ 幼児用 WELCOME to Learning World BLUE
96年発行のWELCOME to Learning World YELLOW は発売当初から大好評で、収録されている歌やチャンツの定着率に驚嘆の声をあげる先生が多かった。同レベルの本がもう1冊ほしいの声が急増。BOOK 1を使う前に五感を使って英語を体得させたいという先生方のご要望が強く同じ体裁のもう1冊を発刊。しかしYELLOWの評価が高すぎたのかBLUEは使う先生によって好みが分かれている?
98年 春 ・・・ 中学生向け 最終巻 Learning World for Tomorrow
BOOK 3まで使い終わり「次の年のテキストはいつ発刊ですか?」の声が多くなってしまい、これもまた必要に迫られて最終巻 Tomorrow 発刊。WELCOME2冊を使った後のBOOK 1, 2, 3の定着は明らかに良くなっており、「児童英語教育をちゃんとやってたら、これくらいはできるようになるんですよ」が実際に実証できるようになった。プロジェクトスタートから4年でようやくシリーズ完結(関係者が集まって全7巻完結パーティーも開催したのです)。
2001年 春 ・・・ ヨチヨチ歩きのこどものためのWELCOME PINK
「早期に英語を始めた場合1冊足りない!」の声が消えず・・・WELCOMEの3冊目となるPINK BOOK発刊。“ママのお膝で親子で英会話”を可能にし、「おうちの中で何度も言える表現」が朝から夜までの会話に盛り込まれた。「英語は耳から。身体から」の考えで3,4歳向けに採用されているが、実際には日常英語満載のためか、このテキストを小学生クラスに使うスクールもあり、会話力がグンとあがるとの声もあり、本当に現場の先生のアレンジ力に脱帽!?
2001年 秋 ・・・ 「ちゃんと文法、チャンツで文法」のためのテキスト刊行
この半年後、2001年秋に、高学年~中学生向けの補助教材としてCHANTS for Grammar 発刊。Learning World Book 2, Book 3 収録の珠玉のチャンツを中心に、34のチャンツとダイアログ、それに呼応するパターンプラクティスと、ちょっとした自己表現が見開き2ページに収められた。音声はオトナの声で収録しなおした。「こどもは習ったことを忘れるのが普通」を前提に、何度でもスパイラルに復習と思わせないで定着を図れる便利さが受けている。*ただしカラー印刷ではないため、紙面が寂しいの声も多数?予算の関係でお許しいただいております…
2008年12月・・・ Learning World Book 1, 2 Second Edition
1995年に発刊された小学生のためのテキスト、Book 1, 2, 3について、words欄を設け、カラー教具を使う活動を増やし、著者、中本幹子先生がめざす英語教育をより効果的に実践できるためのrevisedバージョンを刊行することを決定。2008年、Book 1, 2 2nd Editionを発刊。初版発行から14年目、「満を持して」の刊行となった。
2009年11月・・・ Learning World Book 3 Second Edition
高学年用のBook 3の改訂版を刊行。英検対策を意識した「CD付ワークブック」や「生徒用CD」を安価におさえることなど、初版刊行当初に決定した基本理念はすべて踏襲したが、文法事項を見直すと共に、コミュニケーション活動を各レッスンに入れることを実現。WELCOME PINK, YELLOW, BLUE終了後、Book1, READY, Book 2, Book 3とシリーズ各巻を継続して使い、スパイラルに、より成果を出すことができるテキストとなった。
おまけ:2014年 X月・・・ 旧版Book 3販売終了予定。
(2014年、在庫が切れるタイミングで、1st Editionの販売は終了となります)
再び:2017年3月・・・Learning World 4 BRIDGE
「このまま中学生になって本当に大丈夫?」「せっかく会話中心で楽しくレッスンしてきたのに、中学英語でダメにならない?」「ところで英語はスムーズに話せるの?」にお応えすべく誕生!Book3までの既習表現を整理することによって、より複雑な英文を読んだり、より深い自己表現ができるよう構成されている。構文の提示は動物たちのダイアログでクスッと笑えるところも!?高学年の子供達を惹きつける新感覚テキスト。
1か月後:2017年4月・・・Learning World 5 TOMORROW
高学年~中学生用のTOMORROWの改訂版を刊行。1st Editionの約7割が改訂された。中学3年間の主要文法を扱い、「市長演説」や「What makes me happyを英語で書く」など、「考える大切さ」「自分と相手を肯定する」を大切にしたテキスト。異文化を認め、自分の文化に誇りをもち、堂々と自分の意見が言える子供達の育成を目指す。
ワークブックには、英検だけでなく、グローバルな基準のテスト・ケンブリッジ英検Movers の練習問題(20ページ分)が設けられている。