年齢別・教材選びのコツ
テキストを選ぶ際には英語のレベルや文法、値段だけでなく、以下の点を考慮します。
幼児クラスの場合 WELCOME to LW PINK/ YELLOW/ BLUEがオススメ
- 絵やデザインが目にやさしく楽しいもの。色・形が識別しやすいもの
- 音声教材の質がよいもの。子供達の声で収録されているもの
- 歌やチャンツをふんだんに取り入れたリズミカルなもの。その歌やチャンツを使ってアクションのできるもの(幼児は体を動かすのが大好きです)
- 量が多すぎないもの(簡単に何度もくり返すことができるものが記憶に残りやすい)
- Here, Now, 今ここにある身近なもの、家庭や教室でそのまままねて使える表現が多いもの
- 幼児は集中力が短いため飽きないように簡単に楽しくできるゲームがあるもの。時間の調整がしやすいよう副教材が充実しているもの
小学校1-4年生の場合 Learning World Book1,2,3/ READYがオススメ
- 子供達を飽きさせない絵やデザインのもの(それぞれの年齢的特徴に合った学習への動機づけができるもの)
- 自分の身近な話題や話したいことなど、子供目線に合っているもの
- 重要事項が1度きりでなく、復習と思わせずにスパイラルに定着を図れるもの
- 量が多すぎないもの(中だるみを防ぐためにも、全部やり遂げる達成感を重視)
- インフォメーション・ギャップのある実践的なアクティビティが入っているもの
小学校5,6年生の場合 Learning World Book4, Book5がオススメ
-
- 題材が高学年の知的レベルに合っているもの
- 自分の意見を表現できるもの、自分なら、と考えられるもの
- 少し難しいものを解決する喜びを与えてあげられるアクティビティの入っているもの
- 今まで学習したことを見える化し、英語ができるようになった成就感を感じられるもの
- 視野を外に広げ、自分と異なるものに対する理解を促すことのできる題材が入っているもの
※BRIDGE、TOMORROWは英語歴4、5年以上対象です。
小学3-4年生の初心者はREADY→(LW2)→LW3と進みます。
よくある質問
週1のレッスンで成果を出すには、家庭学習はどこまでやればよいか?
忙しい子供達は、あれもこれも強制されることを嫌います。大人から見て「したほうがいいこと」を子供達が「自らやりたいこと」に変えるには保護者の協力が不可欠ですが、最も大切なのは幼児期からのリスニングを継続することです。十分英語を聞く環境下でこそ、話すようになり、読めるようになり、書くことに繋がっていきます。リスニングをよくしている生徒は文法の理解も早くなります。4技能は相互に密接に関連しています。毎日英語を聞くことを習慣にするかどうかが英語学習の成否を分けるのは明白です。
今は宿題は出せない状況ですが、レッスン以外に英語をやる時間があった方がいいでしょうか?
レッスンの時間だけでは英語の上達は見込めません。英語は言語であり語らいなので、日常の中で使う努力をしないと、無理に覚えるお勉強の1つで終わってしまいます。宿題を習慣化して日頃から英語を聞き、聞いたことを真似て口に出す。それには先生からの働きかけや家族の励ましや一緒に聞こうという姿勢が大切です。
従来の知識伝授型の授業では英語は身につかないと思いますが、何を目標にして教えていけばよいでしょうか。
レッスンを「英語インプットのお遊び」に終わらせるのではなく、「英語を使って自分の得意分野で自己実現をする」と置くならば、「音声教育」「発話教育」「国際(理解)教育」という児童英語教育に含むべき3要素をバランスよく実践することが大切です。(「実践家からの児童英語教育法 解説編」1章p.18、3章p.66カリキュラム参照)
ある程度英語学習歴がある子供達のための活動をもっとレッスンに取り入れたいのですが。
子供達の年齢、発達段階、定着させたい語彙や表現、文法によって活動を選ぶことができるように、ラーニングワールド著者の中本幹子先生著作の『実践家からの児童英語教育法』の実践編が便利です。レッスン回数と年齢を考慮してA、B、C、Dのグループにわけて、それに伴っておこなう歌、チャンツ、活動をまとめていますので、参考にしてください。
授業で使用するグッズ作りに時間がとれないのですが、何か小道具はありますか?
「とりあえず作った」手抜きの物は、子供達が敏感に察知してやる気を失わせることもあります。小道具は丁寧に作ることが大切です。活動や歌、チャンツで使用するオリジナルグッズは貴重な教材となりますので時間のある時にまとめて準備しておくと便利です。弊社のカラー教具、アクティビティ・シート集もおすすめです。また、キッズ英語絵本シリーズVol.5,6,9,10のBIG BOOKには巻末の付録がありますので、ぜひご活用下さい。
幼児クラスはネイティブの先生に任せっきりなのですが、どのように関わっていけばよいのでしょうか。
何年もお預かりする民間の英語レッスンでは保護者に対して明確な目標を提示することが必要です。具体的な目標を持ってカリキュラムを立て、それに沿ったレッスンをネイティブの先生と一緒におこなっていくと生徒の反応や成果、改善点も見えてきます。弊社の『30 Lesson Plans for Young Learners』は、幼児(幼稚園~小2)クラスの年間30のレッスンプランがそのまま本になっているので、幼児クラスの場合はこちらを使ってみるのも一案です。
I am not confident about my lesson plans. What is a good resource to refer to?
Refer to the teacher’s manual. It contains the main points of each lesson so you can check if you have them covered and also double check your basic lesson structure. If you are still not confident, ’30 Lesson Plans for Young Learners’ is recommended if you are teaching WELCOME to Learning World YELLOW BOOK (pre-school to elementary grade level 1st -2nd level). There are 30 ready-to-teach lesson plans based on a year curriculum that includes two plays (based on stories from PICTURE BOOKS) with scripts that are great for end-of-the-year recitals. The best part is that you can teach it right out of the book!
Is it better to teach the same topic over and over?
Sometimes we find songs or activities that are similar to the ones that we have already taught or used in class. We then avoid them intentionally being afraid that students might find it boring and reject them. But the opposite is actually true. Students retain what they learn by learning spirally where the same topic is presented to them repeatedly. What’s important is using different approaches and resources when presenting the same topic so that students do not find it redundant. Incorporate resources other than your usual textbook and teaching materials (story books, activities, songs and chants from other books, etc.) and keep your students motivated.