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なかもとと友かな

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ご存じアプリコット出版筆頭著者。 元AIM English Studio (大阪・堺市)主宰。 Learning World series、『キッズ英語絵本シリーズ』等アプリコット出版刊行物多数。 幼児・小・中・高・大学・大人と全年齢層の英語教育実践家で児童英語教師のカリスマ的存在。 APRICOT児童英語教師養成講座講師。Learning World 認定校スーパーバイザー。
  • Vol.5 喧嘩に勝つ方法?  

    世の中にはいろいろな対立があります。 国と国との対立、政権の対立、政権内での対立、会社での上司との対立、友人の対立、夫婦の対立など、異なった立場の人がそれぞれの立場による考えを主張し、自分の利益、立場の安定を得るために対立します。 ここで注意しなければいけないのは、対立と議論を混同してはならないということです。
     
    議論とはさまざまな異なる意見に耳を傾け、交換し合い、互いの良い点を構築し、より良い結果を導き出すことですが、対立は互いの弱点を攻め合う結果に陥りやすく、そこには共通のより良い結果が存在しません。ところが、自信(self-esteem)の低い人は相手の悪口を言うことによって自分を安心させようします。相手を批判するのはとても簡単ですが、相手の長所、短所を知り、長所から学び、短所を補いながら現状を改善していくことが大切だと思います。
     
    モンスターペアレントという言葉ができて久しいですが、読者の先生方も、養育者の一方的で妥当性のない批判やクレームに悩まされている方は多いと思います。そして先生方も、そのペアレントを心地よく思っていらっしゃらない場合が多いでしょう。それが対立です。春には先生が親を訴えたこと件もありました。でも、思い出してください。 自信・自尊心(self-esteem)の低い人ほど相手を批判したり攻撃したりするのです。私は、そのような場合、養育者の方にまず、自信を持っていただくように導きます。
     
    「今は、我々が対立している場合ではありません。お互いに手を組んで、○○ちゃんのために頑張る時です」「○○ちゃんがより良くなるため、より安定するためにご家庭として何をするべきか、教師として何をするべきかをタグを組んで一緒に考えましょう」「教師として私は 。。。。のことをしますが、 。。。。についてはお母さんやお父さんの方が断然優れています。ですからご家庭では 。。。。のことをしてください。そしてお互いに情報を交換しましょう」と、微笑みながら提案してみてください。
     
    私が大切にしていることは“Respect others”という言葉です。日本語にすると、「他人を尊重しなさい」という意味です。たとえ自分が何とも思っていなかったことでも、それが人の嫌がることであったり、人を傷つけたりして思いがけない結果を招くことがあります。私は生徒にはわかりやすく次のように説明します。
     
    ・人の嫌がることはしない
    ・人に失礼なことはしない
    ・自分の価値観を押し付けず、人がどう感じるかを考える

     
    そして、他人を尊重できる人が本当に強い人だと話します。その上で、どういう風に言うと相手が自分の意見を理解し、受け入れてくれるかを考えます。この方法が、人を動かしたり、説得したりする最も有効的な方法(攻略法)です。対立せずに、プラス方向に回って行く「流れ」を作ることです。
     
    「相手に勝つには、相手を否定したり、悪口を言ったりするのではなく、相手の良いところを全部受け取って、その上に自分のオリジナルの良いところを1つ付けるだけで良いのです」これは、ビジネスコンサルティング会社の船井総研の船井先生の言葉です。人の悪口や批判が多い人は結局周りから信頼されません。いつもにこにこして、さらっと“勝つ”生き方が好きです。

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