- Vol.39 28年前の私からのプレゼント ―あなたへのおくりものー
- Vol.38 うーん…途中まではいいんだけれど、ちょっと違う??
- Vol.37 発展と進歩
- Vol.36 音楽はすばらしい
- Vol.35 心に届く言葉、届かない言葉
- Vol. 34 2020年の仕事はじめ
- Vol. 33 That’s the way it is.
- Vol.32 徒然なるままに
- Vol.31 勉強ってなあに?
- Vol.30 京都の春
- Vol.29 正確な日本語?
- Vol.28 引っ越し、執筆、講演、そして引っ越し
- Vol.27 〇月×日
- Vol.26 It's not easy to write textbooks.
- Vol.25 Even a pig climb a tree when flattered!? 豚もおだてりゃ木に登る
Vol.21 "All work and no play makes Jack a dull boy."
このコーナーのエッセイを読み返していると、半分くらいは仕事の話ではなくバケーションの話だということがわかります。仕事は人一倍真剣にしますが、それと同時にお休みも大好きな私。いい仕事をするには、適切な精神的ガス抜き(ストレスを解消)と心の切り替えを上手にすることが大切だと思っています。
というわけで、今年も7月半ばから9月初旬まで約2か月間、猛暑の関西を抜け出し北海道ニセコで過ごしています。5年目となると知り合いも増え、お食事会やパーティーへのお誘いも多くなり、この地に集まってくるさまざまな職種の方々や、以前さまざまなお仕事についていらしたリタイア族のみなさんとおしゃべりを楽しんでいます。
新鮮な野菜や果物を食しながら、PC, Skype, Drop box を駆使しながら仕事ができるのは、コンピュータ社会に感謝感謝です。
ニセコ在住のイギリス人のJさん夫妻とはもう5年来のお友達です。昨年、彼らは倶知安に英会話教室をオープンしました。ニセコは冬になるとオーストラリアをはじめ、世界中からスキーヤーが集まり、人口の90%以上が英語を母国語とする人や英語を媒体としてコミュニケーションをとる人たちになります。 したがって世界中からのお客様を迎える観光業に従事する人は英語を話さなければ仕事になりません。英語でコミュニケーションをとれる人がより良い仕事に就くことができ、より高い報酬を得ることができます。その意味では、英語をsecond language として教えることができる、日本では数少ない英会話スクールの一つかもしれません。
世界基準から大きく取り残されている日本の英語教育。ともかく、まず教える側がその基準に追いつかなければならないとTeacher’s Training の重要性を説くJ さん。 「東南アジアと比べても、日本の英語の水準は決して高いものではありません。ベトナムやタイ、マレーシアの方がよほど良い英語教育をしていますよ。日本の一番いけないところは、英語教育の世界スタンダードを日本流にアレンジしてしまうことです。」ごもっとも。 能力テストもTOEFL や IELTS (アイエルツ) のような Global standard ではなく、日本で開発された英検、TOEIC、大学の入試問題のようなもののが基準になっています。日本の英語の試験は、ネイティブの人達にも難解で、それを作成した先生の授業を受けた生徒にしか解けない不思議なテストです。これを基準にしているから悪い?
地元のさまざまな国の人達との興味深い話、ニセコに住んでいる外国からの友人の話、日本中からやってくる定年以上、老後未満のリタイア族の人達との楽しいおしゃべり、トレッキング、おいしいものめぐり、道内旅行と2か月足らずのニセコ休暇はあっと言う間に過ぎていきます。
「僕も北海道の山々を登っています。中本先生の所に行くから、おいしいものを食べさせてー!」と元生徒のK君からメールが来ました。あまり遊んでばかりいるから監視するため(?)アプリコット出版の新井氏ももうすぐやってきます。
脳も野菜もフレッシュが一番!?
今、おいしいトウモロコシをかじりながら、この原稿を書いています。(Excuse me!)