アドバイスBOX

先生方とちょっとチャット

Vol.31  大人数の幼児に教えるTipsや 書籍等あれば教えてください!

年中にWELCOME YELLOW (50分), 年長にWELCOME BLUE (50分)を使っています。1クラス40名で、少人数クラスのように活動ができず苦労しています。カラー教具や指導書は大人数対象で出来ないものが多いです。(最後20分程度アクティビティブックやミニブック等をします)。テキスト・アクティビティブックを持っていますが、CDは個人で持たず、週一レッスンです。大きく2グループに分ける、列ごとにKey sentenceをやりとり、易しい歌をペアで向かい合いジェスチャーつきで歌う等出来ることが限られます。英語に興味のない子もおり、楽しんで何か1つだけでも歌かキーセンテンスを覚えてもらうことを目標にしています。

Learning Worldシリーズ著者、中本幹子先生にお応えいただきました!

先生は子供達を前にすると、つい「教える teach」なければいけないと思いがちですが、幼稚園児の場合、「facilitate」つまり、 子供達の心を開いて、一緒に英語を楽しむことを一番にお考えください。

チャンツや歌を、体を動かしながら歌ったり、danceをしたりして 子供達が英語の時間を楽しむ事を目標にしてください。その中で各テキストを繰り返しながら全ページを暗記することもできます。聴いた音をreproduceする能力に優れている幼児の間に、アルファベットの音をClick in phonics のカード絵本のDVD(abcd Chants)を使って覚えておくと、小学生になった時に随分楽です。

言語習得上の幼児の特徴は「聴いた音をreproduce する能力に優れていること」、「場面で英文を一つの塊として捉えることができる能力」等があります。従ってそれらの能力をうまく利用した活動に、レッスン時間の多くを費やすことが大切です。
幼児クラスでアクティビティブックを使用する際は、文字のスペルを教えたり“塗り絵”の時間になってしまわないように注意しましょう。

◆編集部より◆書籍としては『実践家からの児童英語教育法 実践編AB』に幼児クラスで使えるアクティビティ20種類の紹介があります。その中に、大人数でできる活動7種類、広い場所でおこなう大勢での活動が10種類が紹介されています。
『実践家からの児童英語教育法 実践編CD』p.200 INDEX参照

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